羽田空港のイベント(8月24日)にスーツ姿で登場した“義足のスプリンター” 高桑早生選手は、墨絵で描かれたイラストを見ながら、2度目のオリンピックへ向けて「前回はぜんぜんなにもわからないまま飛び込んだ。今回は結果を出さなければならない立場」と語る。
中学時代に病で左足を失った高桑選手は、高校で陸上にのめりこみ、20歳でロンドンパラリンピックに出場。リオへ向けた調整が続くが、すでに5年後の東京も“射程圏内”にある。
「前回大会のフレッシュな気持ち、挑戦する気持ちを忘れず、これからもトレーニングを続けていく。わたしにとって東京五輪は集大成としたい。パラを多くの人に知ってもらえるチャンスだとも思うし、自分のパフォーマンスでパラのすばらしさを伝えていけるような5年間にしたい」(高桑選手)
高桑選手が参加したイベントは、みずほフィナンシャルグループ主催の東京五輪応援プロジェクト発表会。五輪競技種目が描かれたイラスト(作・茂本ヒデキチ氏)が、羽田空港ボーディングブリッジ壁面に掲出され、羽田空港に彩を加える。
《大野雅人》
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