第97回全国高校野球選手権大会10日目、第3試合は遊学館(石川)と東海大相模(神奈川)の一戦となった。試合は大会屈指の好投手、小笠原慎之介を擁する東海大相模が打線の破壊力でも見せつけ、11-2でベスト8に進んだ。
東海大相模は初回いきなり4本の長短打をつなぎ4点を奪う。その後も中盤に追加点を奪い、遊学館を確実に突き放していった。
参加49校中、予選でのチーム打率は最下位だった遊学館、だが1回戦で九州学院(熊本)に5-3で勝利し、この日も六回に3本のヒットを集中させ小笠原から2点を奪った。
ここまで危なげない試合展開で勝ち上がってきた東海大相模に、「ちょっとレベルが一枚も二枚も違う」「敦賀気比の負けた今、東海大相模が優勝最有力」「小笠原投手は間違いなくドラフト1位で指名される」「今年こそ全国制覇!」など優勝を予想する声が多い。
東海大相模は右腕の吉田凌投手も150キロ超のストレートと、鋭いスライダーを持っており、左右エースの二枚看板で激戦区の神奈川を勝ち上がってきた。連戦が続く決勝までの道のりを考えれば、投手力で勝るチームが有利か。
《岩藤健》
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