【ツール・ド・フランス15】繰り上がり1位フルームがマイヨジョーヌの着用を拒否…不運マルティンを思いやって | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツール・ド・フランス15】繰り上がり1位フルームがマイヨジョーヌの着用を拒否…不運マルティンを思いやって

スポーツ 短信
左鎖骨骨折の痛みを我慢して走るトニー・マルティンにチームメートが寄り添ってゴールする
  • 左鎖骨骨折の痛みを我慢して走るトニー・マルティンにチームメートが寄り添ってゴールする
  • ゴール直後のトニー・マルティン
ツール・ド・フランスは7月10日の第7ステージで、前日に落車骨折した総合1位のトニー・マルティンが出走せず。ルール上では繰り上がり1位となったクリストファー・フルームがマイヨジョーヌを着用する義務があるが、これを拒否した。

同選手のツイッターによるとマルティンに敬意を払っての決断だという。1971年にマイヨジョーヌのルイス・オカーニャが下りで落車してリタイア。その翌日に首位繰り上げのエディ・メルクスが着用することを断ったことがある。

また、1991年にはロルフ・ソレンセンがマイヨジョーヌを着たまま落車骨折し、その翌日にグレッグ・レモンがマイヨジョーヌを拒否している。2007年には首位のミハエル・ラスムッセンが大会を離れ、2位から繰り上がったコンタドールがマイヨジョーヌを拒否した。ただしラスムッセンは薬物使用の疑いがあってチームが出場停止を言い渡したためレースをリタイアした。
《山口和幸》

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