2015年ツール・ド・フランス、7月9日の第6ステージ。エリトリア出身のダニエル・テクレハイマノ（MTNクベカ）が、アフリカ人初となる山岳賞ジャージのマイヨブランアポアルージュに袖を通した。
前哨戦のクリテリウム・デュ・ドーフィネでも山岳賞ジャージを獲得したテクレハイマノは、この日の逃げに乗って3つの4級山岳をすべてトップ通過。計3ポイントを獲得し、ここまで2ポイントで首位のホアキン・ロドリゲス（カチューシャ）を上回り、山岳賞トップに躍り出た。
「今日はとてもうれしい。信じられない。ツールの水玉ジャージは子どものころの夢だったんだ。いつか1日だけでも着ることを楽しみにしていた。僕は今朝のチームの作戦に正確に従い、3人の逃げ集団に入った。2ポイント稼いだ後は、もう1ポイント獲れなかったらと緊張したよ。何も残らないからね」
「アフリカ自転車界にとっても大きな一歩だ。このジャージを着ていることを誇りに思う。チームカラーを表彰台で披露できたことにも興奮している。僕たちはアフリカの学校に通う子どもたちに自転車5000台を贈る活動をしているから、表彰台に上がることはこのプロジェクトの促進になるんだ」
《》
page top
