過去3年連続でポイント賞のマイヨベールを獲得したスロバキアのペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)だが、2015年ツール・ド・フランスでは自身のステージ優勝やポイント賞より、エースのアルベルト・コンタドールの総合優勝に貢献したいと語っている。
今季、キャノンデールからコンタドールのいるティンコフ・サクソに移籍したサガン。ツールでは他のチームメイトと同じく、アシストとして働くと語っている。
「僕はチームの脇役じゃないし、自分のレースをするつもりもない。僕はチームの一員だし、チームの目標を達成したい。アルベルトと同じチームで走ることも僕の喜びだ。間違いなく、いいツール・ド・フランスになるよ。マイヨジョーヌ(総合優勝)争いをしたいし、チームもスタッフも強力だと思う」
「(自身のステージ優勝は)もちろんステージ次第だし、毎日様子を見て各シチュエーションで最大限の結果を得られるように頑張る。でも、僕の目標はアルベルトとチームのためにベストを尽くすことだ」
今年のツールは平坦ステージのポイント配分が変更され、1位と2位のポイント差が10から20に拡大した。昨年未勝利でマイヨベールを獲得したサガンには不利に思える変更だが、自身は比較的得意な山岳ステージでのポイント配分が変更されなかったことが有利だと考えている。
「レギュレーション変更は僕にとって好都合だね。違いは大きくないから、山岳ステージでもマイヨベールのポイントを獲得できる。でも、今の僕の目標はチームとアルベルトを助けることだ。日々の状況を見て、より難しいのか、僕にとって有利なのか違いがわかるだろう」
「マイヨジョーヌを争うチームの一員であることは、僕にとってもすばらしいことだ。そして、もしマイヨベールを争うチャンスがあり、そのチャンスが苦労なく、または途中で訪れれば、最高だね。でも、マイヨジョーヌが一番大事だ」
《》
page top