2015年ツール・ド・フランスは、史上6度目となるオランダでの開幕(グランデパール)となる。今年ツールに出場する地元オランダ人は20人。うち新オランダTT王者ウィルコ・ケルデルマン(ロットNLジャンボ)ら4人が初出場となる。
唯一のオランダ籍チームとなるロットNLジャンボは、4人のオランダ人クライマーがエースの役割を分担する。そのうちのひとり、ケルデルマンはユトレヒトでの第1ステージ個人TTで、獲得したばかりのオランダチャンピオンジャージを着て出走する。
ケルデルマンの自宅はユトレヒトからわずか20kmの街アメルスフォールトで、自らバイクを駆ってチームのホテルに合流。「初めてのツール・ド・フランスを地元でスタートするなんて、本当にスペシャルだね」と意気込みを語っている。
さらに7月1日は地元小学生らが記者となる記者会見が行われ、ケルデルマンらオランダ人選手が出席した。
20人以上のオランダ人がツールに出場するのは1989年の30人以来26年ぶりのことで、今年は41人のフランスに続く2番目の選手数となる。
なお、オランダ人のツール初出場は1936年、一番最近のステージ優勝は昨年のラルス・ボーム(当時ベルキン、現アスタナ)で10年ぶりのことだった。
しかしマイヨジョーヌ着用は、1989年のエリック・ブロイキンク以来出ていない。今年はケルデルマン、TTスペシャリストのトム・ドゥムラン(ジャイアント・アルペシン)らのジャージ獲得に期待が集まっている。
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