2015年ツール・ド・フランスで2年連続総合優勝を狙うイタリアのビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)だが、「2つのツールは同じじゃない」と気を引き締めていた。
7月2日の記者会見でニーバリは「最大のライバルはアルベルト・コンタドール、クリス・フルーム、ナイロ・キンタナ、そしてロマン・バルデだ」とライバルの名前を挙げた。
いわゆる4強に加え、前哨戦のクリテリウム・デュ・ドーフィネでステージ優勝を挙げたフランス人若手クライマー、バルデ(AG2R)も高く評価している。また6月半ばのルート・デュ・スッドでの、コンタドールとキンタナのバトルも見ていたことを明かした。
昨年と同じようにツールに向けて堅実な調整を続けてきたニーバリだが、今年のレースはより厳しいと予想している。しかし、昨年の石畳ステージを制したラルス・ボームの新加入は歓迎した。
「特に僕は去年と同じ状態でツールのスタートにたどり着くために努力してきた。再びイタリア選手権で勝った。いい兆候だね。でも、2つのツール・ド・フランスは同じじゃない。今年もまた石畳があるけど、緩やかなアップダウンがあるから去年より難しい。しかし、チームにはラルス・ボームのより強力なサポートがあるんだ」
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