ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの連続制覇「ダブルツール」狙うスペインのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)は、7月2日に記者会見に臨み、ライバル、チームメイト、現在の体調、そして自らのモチベーションについて語った。
この日、ツール専用の迷彩柄ジャージを着てチームメイトとともにトレーニングで汗を流したコンタドールは、その後の記者会見で現在の心境を明かした。
「優勝候補を見極めるなら、みんなが話している4人(コンタドール、フルーム、ニーバリ、キンタナ)がいる。でも、もっと多くの選手がいると思う。バルデ(AG2R)、プリート(ホアキン・ロドリゲス、カチューシャ)、バルベルデ(モビスター)とかね。しかし今、一番重要なことは日々ツールに集中することだよ」
「僕たちのチームには、ジロを走った選手が5人(コンタドール、バッソ、ロジャース、クロイツィゲル、トザット)いる。でも、各選手とも経験豊富で力もある。彼らにはジロから十分に回復できる能力があると思う。チームのレベルは、ジロよりもはるかに上がっていることを願うよ」
「自転車だけではなく人生で最も大切なことは、モチベーションだと思う。それだけでなく、もし僕がもう一度ツールだけを勝っても、僕のキャリアは変わらない。でもダブルツール優勝すれば、みんな簡単に覚えてくれるだろうし、それが僕のモチベーションになるんだ」
「去年と今年の脚の調子を比べるなら、去年を選ぶだろう。最も心配なのは自分の回復だ。そして、ツール中盤に自分の体がどう反応するかだ。山岳が多く、1週目が厳しいツールは僕にとって最後になるかもしれないからね」
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