【プロ野球】沈黙の巨人が一転、最終回に広島・黒田からサヨナラ勝ち | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【プロ野球】沈黙の巨人が一転、最終回に広島・黒田からサヨナラ勝ち

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6月30日に東京ドームで行われた巨人対広島戦、巨人は広島の黒田博樹投手を九回に攻略し、完封負け目前から2-1のサヨナラ勝ちを収めた。これで巨人は勝率5割復帰。

広島が黒田博樹、巨人は高木勇人の投げ合いで始まったこの試合。両投手とも好投を見せ七回までスコアボードには0が並ぶ。しかし八回に広島が丸佳浩のソロホームランで先制。対する黒田は八回も安打こそ許したものの無失点で抑えた。

1-0の最少リードで迎えた最終回、広島は黒田を続投させる。完封勝ちを目指した黒田だったが先頭の長野久義に安打を許す。代走に走りのスペシャリスト鈴木尚広が送られ、一気に緊迫した場面となった。

黒田は立岡宗一郎を三振に仕留めたものの、続く坂本勇人には安打を打たれ、この間に鈴木は三塁まで到達した。1アウト一塁、三塁から打席に入った阿部慎之助に対し、黒田は併殺打狙いの外角低めツーシームを連投。しかし阿部はライト前に弾き返し同点に追いついた。

最後は亀井義行がレフトへ犠牲フライを放ち、八回まで3安打に抑えられていた黒田を巨人打線が土壇場で攻略した。

「巨人打線は相変わらずだけど、9回に追いついてサヨナラに持っていったのは上昇の兆しと思いたいね」「やはりクローズアップされるべきは高木勇の粘りのピッチングだよ」「好投しても負けてしまうのも野球のおもしろいところ。でも黒田投手惜しかった」「黒田も緒方も悪くはない。ただ、昨日の負けを美談で済ますのはおかしい」など、八回まで球数100球で抑え込まれながら最後の最後で勝利した展開に、これが野球の難しさという声がファンからも聞かれた。

勝利こそ逃したものの夏に向けて調子が上がってきた黒田。次回も同じような投球が見せられるか。
《岩藤健》

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