2015年オランダ・ロード選手権が6月28日、253kmのコースで開催。クラシックレーサーのニキ・テルプストラ(エティックス・クイックステップ)がスプリンターたちとの争いを制して、自身3度目のタイトルを獲得した。
この日は8人前後の逃げが最大16分のリードを築くが、残り6kmほどで捕まる。ゴールスプリント争いでは、テルプストラは最終コーナーを2番手でクリアしながらも、ラスト数mでラモン・シンケルダム(ジャイアント・アルペシン)をとらえて優勝。3位にはダニー・ファンポッペル(トレックファクトリーレーシング)が入った。
テルプストラは厳しかったレース展開を振り返った。
「とてもうれしいよ。キャリア3度目のロード国内タイトルだけど、おそらく3回の中で一番難しかったからね。レースはクレイジーだった。逃げは16分差を開いて、誰も差を縮める仕事をしたがらなかった。最終ラップで僕たちは頑張って、彼らを引き戻した」
「ラスト2、3kmはコーナーが多くて、自分に何かできると思っていた。雨で滑りやすかったから、ウェットコンディションで僕たちの優秀なタイヤの利点を活かせた。だけど、周りを見渡したらスプリンターばかりだったので、また2位に終わるのかと考えたよ」
「でも、僕は全力を発揮し、最後にシンケルダムをパスして勝った。クラシックでは表彰台を何度か獲得していたから、勝利は重要だよ」
《》
page top