2015年イタリア・タイムトライアル(TT)選手権が6月24日、ボゴーニョの36.6kmのコースで行われた。アドリアーノ・マローリ(モビスター)が2年連続3度目のタイトルを獲得した。
先日のツール・ド・スイス第9ステージ個人TTでは、4位に入っていたマローリ。この日のコースはテクニカルでペースの上げ下げが多く、TTスペシャリスト向けではなかったが、マローリは18km地点の中間計測でダニエーレ・ベンナーティ(ティンコフ・サクソ)を28秒上回る最速タイムを叩き出す。
その後もマローリは差を広げ、最終的に44分13秒のタイムでゴール。2位のモレノ・モゼール(キャノンデール・ガーミン)に1分01秒、3位のベンナーティに1分13秒差の大差をつけ、再びチャンピオンジャージに袖を通した。
マローリはこれが今季4勝目。来週末に迫ったツール・ド・フランス第1ステージ、ユトレヒトでの個人TTに向けて勢いをつけた。
「僕をガイドするため、アリ(アリエッタ監督)とチームスタッフにこのTTに来てもらったから、勝たないといけなかった。もしジャージを守れなかったら、エウセビオ(ウンスエGM)にビルから蹴り出されていただろうね(笑)」
「テクニカルなコースで、コーナーや上りも多かった。運よく僕はツール・ド・スイスより調子がよかったし、上りの間には多くの下りがあったので、スタートから全力を発揮できた。これからは来週土曜日(ツール第1ステージ)のことを考える時間だ。ライバルは強いだろうね。でも、僕は調子がいいし、モチベーションも高いんだ」
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