2015年ツール・ド・スイス、6月21日の最終第9ステージ。38.4kmの個人タイムトライアル(TT)でオランダのトム・ドゥムラン(ジャイアント・アルペシン)が優勝し、総合3位表彰台も獲得した。
初日のプロローグでも優勝したドゥムラン。しばらくリーダージャージを守っていたが、山岳ステージで手放した。しかし、この日は平均約47.5km/hで難しいコースを駆け抜け、今大会2勝目を獲得し、総合順位も挽回した。
「この勝利はとてもうれしい。コースはつねにアップダウンで、テクニカルな区間もたくさんあった。いいリズムを見つけるのは難しいけど、今日は僕によく合っていた」
「途中で総合勢の中間計測タイムを聞いたときは、複雑な気分だった。僕は総合優勝も望んでいたけど、他の選手はとても速かった。このTTで彼らを倒すには、僕は十分に強かったけどね。今の僕は絶好調だし、去年と比べても一歩前進した。チームのエースとしてもね」
「結果は気にしていなかった。その代わり、TTでの頑張りに集中していた。最終的に可能な限り最高の結果を得られたし、何かを失ったとも思わない。目標はふたつのTTでいい結果を出すことだったし、どちらも勝ってそれを達成したんだ」
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