今シーズンは前半戦絶不調のマルセル・キッテル(ジャイアント・アルペシン)だが、2015年ツール・ド・フランス出場に意欲を見せている。
キッテルは、過去2年間のツールでステージ8勝を挙げたドイツのトップスプリンター。ところが、2015年は春先からウィルス感染症に悩まされ、ほとんどレースを走れなかった。しかし先週はオランダのステルZLMツアーを完走し、約2週間後に迫ったツール開幕に向けて順調な回復をアピールした。
キッテルは自らの公式サイトを通じ、現在の体調と心境について語った。
「シーズン前半戦の問題を考えると、ZLMツアーを完走したことは少し誇りに思う。残念ながら、最高の結果は得られなかった。でも、主な目標は自分にできる限り多くのストレスをかけることだったし、それは達成できた」
「4ステージのうち、ひとつはうまくいった。春先の病気によるトレーニングとレース距離不足で、ステージ後にすぐ回復できなかったのは予想していた。僕はまだ、特に初日に関してはレース強度が足りなくて、脚はとても重かった」
「高地合宿の後に、調子が日々変わるのはよくあることだ。過去数年の経験からわかっている。でも、全体的にこのレースは役に立ったと思う。僕の体は再びレースのリズムをつかんだ。ツール・ド・フランスを目指す中で気合が入っているし、気持ちも上向いているんだ」
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