新城幸也のアタックにコンタドール擁するティンコフが追撃して吸収 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

新城幸也のアタックにコンタドール擁するティンコフが追撃して吸収

スポーツ 短信
コンタドールらと最前列から笑顔でスタートを切る新城
  • コンタドールらと最前列から笑顔でスタートを切る新城
  • 前から3番目に新城。常に前方でアタックに反応しその動きをマークするティンコフ・サクソ
  • 2勝目を挙げたブライアン・コカー 後ろにはアシストのアンジェロの姿も
  • 総合優勝はアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)
ルート・デュ・シュド第4ステージが最終日となる6月21日に開催され、ヨーロッパカーの新城幸也が積極的にアタックし、逃げグループの形成を試みた。しかしリーダージャージのアルベルト・コンタドールを擁するティンコフ・サクソがこれに反応して吸収する動きを見せた。

最終日は区間優勝をねらうチームが逃げ切りを図って序盤からアタック合戦が続いた。強力なチームを逃げには乗せたくないティンコフ・サクソは、ヨーロッパカーだけは逃がすなとという指示だったようで、新城の逃げには厳しいチェックが入った。

前半の長いアタック合戦で消耗した集団からは、60km地点で10人の逃げグループが
形成される。その中にヨーロッパカーはジェローム・クザンを加えることに成功。ヨーロッパカーはエーススプリンターのブライアン・コカーを集団の中で温存しなが走ることになった。

ティンコフ・サクソやスプリントに持ち込みたいチームはゴールに向けて逃げを吸収するため、スピードを上げて終始ハイスピードで追撃。逃げている10名もゴールまで残り2kmまで粘った。集団が一つになると、ヨーロッパカーのアシスト陣がコカーを前方に引き上げると、コカーは力の差を見せつけるスプリントで2勝目を挙げ、ポイント賞のマイヨベールも獲得した。

新城は集団ゴールの73位で、総合100位でレースを終えた。

「ブライアンの2勝目が最高にうれしい。自分自身は前半のアタック合戦に全力を
注いで、だいぶ他のチームを消耗させてと思う」と新城。

「やはりレースを走っていると、日に日に感触が戻ってきて、コンディションも
上がってくる手応えを感じることができた。これで怪我からの完全復活です」
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