日本オリンピック委員会(JOC)は6月12日、スポーツ各分野で優れた成果を挙げた者の栄誉を讃える「平成26年度JOCスポーツ賞表彰式」を東京都内で開催した。
2015スピードスケート世界距離別選手権女子チームパシュートで優勝、同選手権で日本女子選手として初の金メダルを獲得した菊池彩花さんと高木美帆さんが優秀賞を受賞。オランダ開催の大会で、地元オランダを破って勝利を手に入れた。
「オランダはスピードスケートが国技。観客はすごい盛り上がっていたし、その中で勝ったというのは私たちにとって意味のある勝利でした」と菊池さん。
前半の周回ではオランダが飛ばして差がついていた。高木さんは、「後半になっていくにつれて、掲示板のタイム差がだんだん縮まって差がなくなっていくのがわかって。ラスト1周になったときは、もしかしたら(優勝が)あるかもしれないと思いました」と振り返った。
2018年の平昌五輪に向けて菊池さんは、「本当の実力という意味では日本はまだまだ歯が立たないレベルにいるのはわかっているので、とにかく個人個人のレベルをあげる」と気を引き締める。「メダルを狙っていけるレベルにまず上がること」と続けた。
なお、表彰式に出席はしていないが、同種目メンバーの高木菜那さんも優勝賞を受賞している。
《五味渕秀行》
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