サッカーの女子日本代表なでしこジャパンは6月8日、ワールドカップ1次リーグ初戦でスイスと戦い、宮間あやが前半29分にPKで挙げた1点を守り抜き1-0で勝利した。
日本は前半26分に味方からのパスで安藤梢が相手の裏に抜けると、シュート体勢に入った安藤へスイスのGKが飛び込み、接触プレーでPKを獲得した。これを宮間が落ち着いて決め日本が先制する。
だが安藤はこのプレーで着地の際に左足首を捻り負傷交代。後の検査で骨折が判明し、以降の試合は欠場が決まった。試合後のインタビューで佐々木則夫監督は「軽くはないようだ」と、ケガの具合が深刻であることを示唆していたが、チームの中心選手を初戦の前半で欠く苦しい船出となった。
好調の安藤を欠いた日本は後半スイスに攻め込まれる場面が増え、なんとか逃げ切っての勝利。課題も見えたが白星発進できたことは今後につながるだろう。
佐々木則夫監督のコメント
「1点を失ったスイスがゴールへの意識を高め、ああいう流れになったと思う。もっと冷静に対応しなければならなかった」
宮間あやのコメント
「やりやすいピッチでボールの動きも予測できた。ただ、私たちにとってやりやすいということは、スイスにとってもやりやすいということ。ドリブルへの対応にはとても苦労した」
《岩藤健》
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