6月3日に行われたテニスの全仏オープン男子シングルス準々決勝、ノバク・ジョコビッチはラファエル・ナダルをストレートで下し、初優勝に向け大きく前進した。
過去に全仏ではナダルに1度も勝ったことがなかったジョコビッチ。生涯グランドスラム達成に向け、最大の難関を突破した喜びを「末永くこの試合を思い出すだろう」と語った。
ノバク・ジョコビッチのコメント
「試合前から他の対戦以上に感情的になっていた。ローラン・ギャロスでラファとの対戦は、もちろん特別なことさ。特別な試合で準備の仕方がすべてだ。できる限り最高の方法で準備をした。戦術も精神も計画遂行のために整える。言うのは簡単だが実行するのは難しい」
「キャリアを通じて1度しか負けていない選手とコートに立つんだ。試合に向けて準備したプランの遂行が簡単ではないことはある。だが僕は何とかやり遂げたし、とても力強くスタートを切れた」
「第1セットの後半と第2セットの前半を除いて、試合全体が僕にとって本当にうまく運んだ。間違いなく僕には大きな1勝だ。末永くこの試合を思い出すだろう」
ナダルが全仏で負けたのは2009年の対ロビン・ソダーリング戦以来。過去10年で9度この大会を制していた絶対王者に快勝し、ジョコビッチは初制覇に大きく前進した。
《岩藤健》
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