5月23日に行われたドイツ・ブンデスリーガ第34節、ドルトムント対ブレーメン戦は、ホームのドルトムントが3-2で勝利した。香川真司が1ゴール2アシストの活躍を見せたこの試合は、チームを7年間率いてきたユルゲン・クロップ監督のホーム最終戦でもあった。
「ありがとうクロップ」の横断幕が掲げられ、スタジアムを埋め尽くすサポーターが集まった試合。熱狂的なことで知られるドルトムントのファンは、試合後も大きな声援を贈り、クロップ監督との別れを惜しんだ。
両チームが見守る前でクロップ監督はピッチ上でファンのほうに歩み寄り、何度も彼らの歓声に応えていた。最後はクロップ監督が2度、3度とガッツポーズを見せ、そのたびにスタジアムからも大きな声が飛ぶ。情熱的な指導者として知られた監督の、最後に相応しいパフォーマンスでセレモニーは締め括られた。
ドルトムントとクロップは30日にドイツカップ決勝を戦う。今シーズン唯一のタイトル獲得チャンスに、チームの士気は高い。
《岩藤健》
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