アメリカの2015年ツアー・オブ・カリフォルニア、5月12日の第3ステージはサンノゼ~サンノゼ間の169.8km。ラトビアの23歳、トムス・スクジンズ(ヒンカピー・レーシングチーム)が山岳ステージで独走逃げ切り勝利を飾り、リーダージャージも獲得した。
この日は、超級山岳1つを含む山岳ポイントが6つ設定された難コース。序盤30kmはアタック合戦が繰り返された末、2日連続逃げに乗ったダニエル・オス(BMCレーシング)を含む7人の逃げが形成される。
この逃げは最大5分弱のリードを築くが、3つの山岳ポイントを越えた後でバラバラになり、スクジンズが超級山岳マウント・ハミルトンの手前で独走態勢を築く。
メイン集団では、ティンコフ・サクソ、チームスカイが追走を開始し、スクジンズ以外のすべての逃げを吸収。しかし、スクジンズは最後の上りゴールで苦しみながらも、独走で逃げ切った。
1分06秒後方のメイン集団では、ペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)がスプリントを制して3ステージ連続の2位、3位にはジュリアン・アラフィリップ(エティックス・クイックステップ)が入った。
世界的トップ選手相手に大金星を挙げたスクジンズは「僕たちにとって、すごく大きいことだ。最後のハーフマイル(800m)は、ただただつらかった。僕の脚は固まっていた。これ以上、ハードには走れなかったよ」と振り返っていた。
これでスクジンズは総合首位にも浮上し、イエロージャージにも袖を通した。
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