2015年ジロ・デ・イタリア、5月12日の第4ステージ。地元イタリアの若手ダビデ・フォルモロ(キャノンデール・ガーミン)がラスト15kmを独走し、プロ初勝利を挙げた。
序盤から30人弱の逃げ集団に入ったフォルモロは、ライバルたちのアタックも耐え抜いて、最後の上りの手前で決定的なチャンスをつかんだ。
「最後の500mはまったく信じられない気分だった。観客の声援で、首の後ろの髪の毛が逆立ったよ。ラスト100mでようやくステージ優勝を確信した。マリアローザのことは考えていなかった」
「初めてのジロだから、1日1日取り組んでいるし、プレッシャーはない。僕たちはヘシェダルの総合のために走っているから、もう一度チャンスがあるかはわからないんだ」
「僕は22歳で、プロ2年目だ。ここには勉強と自分の限界を見つけるために来た。3週間のレースでは自分の体がどう反応するかはわからない。1週目は落ち着いて走りたかったけど、今日はチャンスが来たから、賢くそれを活かしたんだと思う」
「僕の家族はずっと自転車に情熱的なんだ。家族にプロはいないけど、情熱を持ったアマチュアはたくさんいる。僕もそのひとりだった。そして、一番楽しいことを職業にしたんだ」
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