2015年UCI BMXスーパークロス・ワールドカップ第2戦オランダ・パペンダル大会、男子決勝が5月10日に開催。地元オランダのBMXジュニア世界王者ニーク・キマンが初優勝を飾った。
リオ五輪出場枠をかけたポイント争いでも重要なこのシリーズ。男子は8人が決勝ラウンドに進み、地元オランダ勢では18歳の新人キマンとイェレ・ファンホルコムのふたりが入った。
キナンは第8レーンを選択すると、スタートと同時に驚異的なスピードで飛び出し、幅が広いストレートを利用して徐々に前方へ上がる。そして、1コーナーでは世界王者サム・ウィロビー(オーストラリア)の前にヒジを入れ、先頭に立った。
しかし、ウィロビーも激しく追走。その背後では、ファンホルコムが3番手に浮上した。ローラーセクションでは8人の選手がいまだ密集し、勝負は先が見えない展開だったが、キマンは最後まで諦めず、地元の大声援を背にワールドカップ初優勝をつかみとった。
写真判定となった2位争いは、ウィロビーがファンホルコムに競り勝つ。地元オランダ勢はキマンとファンホルコムのふたりが表彰台に立ち、観客を熱狂させた。
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