スイスの2015年ツール・ド・ロマンディ、5月3日の最終第6ステージはローザンヌでの17.3kmの個人タイムトライアル。雨の中、ドイツのトニー・マルティン(エティックス・クイックステップ)が貫禄の速さを見せ、今季2勝目を飾った。
コースは途中に距離230mの上り坂があるだけで、残りは平坦とパワー系選手向きのコース。ドイツTT王者のマルティンは、23分17秒(平均44.581km)のトップタイムを記録。2位のシモン・スピラック(カチューシャ)に11秒差、3位のイルヌール・ザッカリン(カチューシャ)に13秒差をつけて、優勝した。
リーダージャージのザッカリンは中間計測ではマルティンからわずか2秒遅れだったが、途中でメカトラブルのためバイク交換。それでもタイム差を守り切って、総合優勝を獲得した。
マルティンは「この勝利はとてもうれしいよ。今季2勝目だ。1勝目はアルガルベ(2月)だったから、次まで長く待ったんだ。今日のTTは完全に雨だったから、ちょっと不利だった。特に上りの石畳と下りの難しいコーナーだ。でも、僕は気にしなかった。機材、特にタイヤを信じていたんだ」と振り返っていた。
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