イギリスの2015年ツール・ド・ヨークシャー、5月1日の第1ステージ、このレースが復帰戦だったドイツのマルセル・キッテル(ジャイアント・アルペシン)が無念のリタイアとなった。
ウィルス感染症でシーズン序盤戦を棒に振っていたキッテルは、このレースが2月半ばのツアー・オブ・カタール以来の復帰戦だった。さらにヨークシャーは、昨年のツール・ド・フランス第1ステージで勝利を挙げた思い出の地だった。
しかし、ハイペースでアップダウンの続くレースにいまだ体調が万全でないキッテルは集団についていけず、リタイアを選択した。
コーチのマルク・レーフは「2つ目の上りからゴールまでは全開で、マルセルによってはよくなかった。マルセルが絶好調からほど遠いのはわかっていたし、ハイペースのため彼はレースをリタイアせざるをえなかった。今のところマルセルは計画通りに、次の目標に向かって努力を続ける」と説明している。
なお、チームメイトでシクロクロスで活躍するラルス・ファンデルハールは後続集団のスプリントを制し、28位に入った。
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