【山口和幸の茶輪記】レストランのツール・ド・フランスMenuはカンベンしてほしい 3ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【山口和幸の茶輪記】レストランのツール・ド・フランスMenuはカンベンしてほしい

スポーツ まとめ
ツール・ド・フランスのランチはこんな感じ。ゴールの町がふるまってくれる
  • ツール・ド・フランスのランチはこんな感じ。ゴールの町がふるまってくれる
  • ツール・ド・フランスが到着した町のレストランでようやく席にありつけた。さあ、これからご飯にたどり着くまでが修業だ
  • アルザスに行けばアルザスのワインがあり、当然のようにチーズなどの特産物が味わえる
  • ドイツ国境に近い町なのでソーセージだ
  • ベルギー国境に近い町ではレフでちょっと休息
  • 郊外型スーパーに併設されたカフェテリアは安価でディナーが楽しめる
  • パーティーではなくツール・ド・フランスのサルドプレス
  • フランス警察も憲兵隊もいっしょにランチ。彼らもフランス一周の業務を確実に楽しんでいる
■理由は「ツール・ド・フランスだから」

席に着いたら同じものしか出てこない「ツール・ド・フランス定食」だ。Menuはフランス語で「ムニュ」と発音するが、いわゆるコース料理だ。通常ならそれも割安でオススメなのだが、大混雑のこの日は「いちいち注文なんか取ってられない」とばかりに厨房で大量に定食料理をこしらえて、さっさと提供するだけ。そしてこれが例外なくおいしくない。

ちなみにフランスのレストランで「グラスください」と言うとアイスクリームが出てくるのだが、「メニューください」と言うと、コース料理が出てくるので気をつけてね。



バポラリウムというリュションの洞窟サウナ


同じような話。フランス政府系の旅行機関に「リュションに行ったら洞窟サウナに行きなさい」と言われたので、その日は原稿をさっさと済ませ、さらにサルドプレスにいた観光局の人に営業時間も確認して、海水パンツを握りしめて行ったのだが、「きょうはおしまい」と。

え、なんでと詰め寄ったら、「ツール・ド・フランスだから」。フランスには「ツール・ド・フランスだから」という定休日もあります。
《山口和幸》

編集部おすすめの記事

page top