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【山口和幸の茶輪記】レストランのツール・ド・フランスMenuはカンベンしてほしい

スポーツ まとめ
ツール・ド・フランスのランチはこんな感じ。ゴールの町がふるまってくれる
  • ツール・ド・フランスのランチはこんな感じ。ゴールの町がふるまってくれる
  • ツール・ド・フランスが到着した町のレストランでようやく席にありつけた。さあ、これからご飯にたどり着くまでが修業だ
  • アルザスに行けばアルザスのワインがあり、当然のようにチーズなどの特産物が味わえる
  • ドイツ国境に近い町なのでソーセージだ
  • ベルギー国境に近い町ではレフでちょっと休息
  • 郊外型スーパーに併設されたカフェテリアは安価でディナーが楽しめる
  • パーティーではなくツール・ド・フランスのサルドプレス
  • フランス警察も憲兵隊もいっしょにランチ。彼らもフランス一周の業務を確実に楽しんでいる
どちらかというと、ボクたちツール・ド・フランス取材陣のほうがその喧噪は百も承知で、必死の形相の彼らよりも場数をこなしている。「ボクの頼んだビールはオーダー通ってないな」とか「あまり細かな注文したら混乱させちゃうし」とか。彼らがビールと料理とワインを持ってきてくれるまでは、本やパソコンで暇つぶしするにかぎる。アペリティフ(食前酒)が運ばれてくるまでに1本くらいの原稿は書き上げる自信もある。

■取材中の最大のお楽しみは夕食!


レストランが込んでいるときはアペリティフとワインを一緒に頼んでも、全然イヤな顔はされない


ツール・ド・フランス取材中の最大のお楽しみは夕食だ。フランス全土を移動する仕事なので、その地域の郷土料理やワイン、チーズを日替わりで味わうことができるのだ。ただし要注意なのは、「ツール・ド・フランスMenu」というヤツ。

ようやくたどり着いたテーブルで「ヤレヤレ」とla Carte(メニュー表)を開こうとすると、ウエイトレスがそれをボクの手からひったくって、疲れ切った表情でこう通告をする。

「今夜はツール・ド・フランスMenuしかないからね」

【レストランのツール・ド・フランスMenuはカンベンしてほしい 続く】
《山口和幸》

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