3月27日に行われたキリンチャレンジカップ2015、日本対チュニジアは日本が後半に2得点を挙げ、2-0で勝利した。この試合はバヒド・ハリルホジッチ監督の初陣でもあった。
日本代表での初試合を終えたハリルホジッチ監督は、選手に対し「やる気とアグレッシブさを見せてくれた」と労った。
前監督時代に攻撃の中心だった本田圭佑、香川真司、岡崎慎司の3人をベンチスタートさせ、これまで代表経験がなかった選手や、代表から長く離れていた選手を多く起用した前半。その意図は戦前から言ってきた通り「プレー機会を与えることだった」と重ねて説明した。
「本田や香川、内田のクオリティはすでに知っている。他の選手に機会を与えたかった。本当に今日は出場した選手たちが、やる気とアグレッシブさを見せてくれた」
また、この試合では長く代表のキャプテンを務めてきた長谷部誠が、新監督の下でもキャプテンマークをつけて先発した。今のところ第1候補と思われるが、それでもハリルホジッチ監督は「まだ決まっていない」とキャプテン選考は途中であると言う。
「長谷部はロジックだと思っています。彼は本当に沢山の試合を代表としてこなしていますし、経験もあります。しかし、まだキャプテンは決定していません。誰にするかという決断は時間が必要です」
31日にはウズベキスタンと対戦する日本。ハリルホジッチ監督は、今度の試合でも新しい選手を多く起用すると明言しており、全員がプレーできる機会を設けようとしている。その中でも「勝利は目指す」と宣言。真剣勝負の中でチームを作り上げようとしている。
《岩藤健》
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