【NFL】49ersの有望株が24歳で電撃引退「健康を損なってまで続ける価値ない」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【NFL】49ersの有望株が24歳で電撃引退「健康を損なってまで続ける価値ない」

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クリス・ボーランド(2014年11月16日)(c)Getty Images
  • クリス・ボーランド(2014年11月16日)(c)Getty Images
現地3月16日サンフランシスコ・49ersのラインバッカー(LB)、クリス・ボーランドが引退を表明した。ボーランドは24歳、昨年のドラフトで3巡目指名を受け入団。1シーズン目を上々の成績で終えたばかりだった。

チームとしては、10日に引退したLBパトリック・ウィリスの後継にと考えていた有望株だが、脳しんとうによる健康問題を理由にNFLから去る決意のようだ。

ボーランドが現地メディアに語ったところによれば、彼は中学と高校で1回ずつ、合わせて2度過去に脳しんとうを起こしている。今度また何かあれば重症化してしまう可能性も十分に考えられ、そうしたリスクとフットボール選手としてのキャリアを天秤にかけたとき、果たしてそこまでの価値があるものかと思い直したという。

ボーランドは「私は健康な身体で大人の生活がしたい。自分なりに調べ、経験したことから、現役を続ける価値はないと判断した」と語った。

今回の決定にファンは「49ers最悪のオフシーズンはこれで打ち止めか?」「新たなレイダースの誕生だ」「49ersフロントの頭を抱えてる姿が目に浮かぶ」「Health > wealth(富より健康)」「なんてこった!すごい選手になれると期待してたのに」など、一様に驚いている。

医学の進歩で脳しんとうの危険性、日常生活に及ぼす影響が詳しく分かるようになり、フットボールに限らずスポーツ界全体で大きな課題となっている。

《岩藤健》

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