ボクシング界最大のビッグマッチと期待され、長く対戦が熱望されていたフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ戦が実現。3月11日にアメリカ・ロサンゼルスで記者会見が行われた。
無敗で世界タイトル5階級制覇したメイウェザーと、史上2人目の6階級王者になったパッキャオ。近代ボクシング最高のディフェンス・マスターと、フィリピンの英雄はこれまで幾度も対戦の噂が立ち、そのたびに消滅してきた。
しかしメイウェザー側が公共の場で「2015年の5月2日にやろう」と呼びかけ、パッキャオが受けたことで話が大きく動き出す。実現に向け越えなければならないハードルは多かったが、ラストチャンスに向け両陣営は交渉を続けた。
「旬が過ぎてると言われても、超ウルトラスーパーゴールデンデラックスカード」「メイウェザーとパッキャオ が対戦するとか絶対観戦したい! 世紀のワンマッチだ!」「ついに夢の対決が実現。フィリピンの英雄、パッキャオに勝ってもらいたいな」「アリとフレイジャーが戦った時の様な興奮を禁じ得ないカード」など、2009年から焦らされ続けたファンは待ちきれない。
パッキャオが一躍その名を世界に轟かせたのは、元世界6階級王者の天才オスカー・デ・ラ・ホーヤに引導を渡した2008年の試合。対戦前はデ・ラ・ホーヤが有利と見られたが、試合はパッキャオの8回終了TKO勝ちだった。今回の試合もブックメーカーではメイウェザー有利と予想されているが、パッキャオならではの期待がかかる。
《岩藤健》
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