【ボクシング】最強王者リゴンドーから2度ダウン奪うも、唯一の勝機を決めきれず天笠11ラウンド終了TKO負け | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ボクシング】最強王者リゴンドーから2度ダウン奪うも、唯一の勝機を決めきれず天笠11ラウンド終了TKO負け

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ギジェルモ・リゴンドー 参考画像(2013年4月13日)(c)Getty Images
  • ギジェルモ・リゴンドー 参考画像(2013年4月13日)(c)Getty Images
ボクシングのWBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチが12月31日、大阪のボディメーカーコロシアムで行われた。統一王者ギジェルモ・リゴンドーが11回終了TKOで挑戦者・天笠尚を下しタイトル防衛に成功した。

オリンピック2度制覇、プロデビュー以来負けなしのリゴンドー。試合前に天笠は「99%負けるだろうが1%に懸ける」と覚悟を語っていた。

試合は序盤からリゴンドーが強打を打ち込み、天笠の顔面が変形する悲壮な展開。それでも天笠も必死に食らいつき、早期決着も予想されていた試合は回を消化していく。そして第7ラウンド。天笠に千載一遇のチャンスが訪れた。

腰の位置に頭を落とした低い姿勢で、パンチを避けながら相手と体を入れ替える。この試合何度も見せたリゴンドーの動き。その動きに合わせ出された天笠の右が、リゴンドーの顎を捉えたのだ。これで尻餅をついた王者はダウンを奪われ、会場は思わぬ展開で一気に沸いた。

その後も攻め込みラッシュで再び倒す。これはスリップかと思われたが、レフェリーはダウンを取った。

大番狂わせの予感に会場が沸き立つ。しかしリゴンドーは冷静だった。1度目のダウンで顎にパンチを受けたダメージ回復するため、7ラウンドの残り時間は天笠を捌きながら終える。

ラウンド間のインターバルでダメージが抜けると、8ラウンド目からは動きが変わった。それまで天笠が前へ出ると後退し、ロープ背負った位置から体の入れ替えを繰り返してきたチャンピオンが、リングの中央で強打を打ち返す回数増やした。

天笠はこの試合のため上の階級から下げてきた選手。身長で10センチ以上差のある相手に対し、深く鋭く踏み込んで何度も左を当てるリゴンドー。普通これだけ身長差あればパンチを当てるのも難しいが、さすがは世界チャンピオンといった動きを見せる。

2度ダウンを奪われたと言っても他のラウンドは完全にリゴンドーが支配していた試合。簡単に流してポイントアウトもできたが、王者の意地で倒しに掛かる。

前のめりになったリゴンドーのパンチに、天笠の顔面はますます歪な形に腫れ上がる。10ラウンドには左ストレートでダウンを奪い返された。

11ラウンドが始まるとリゴンドーは顔面をほとんど攻めず、もういいだろうと天笠、レフェリーに無言で諭しているようでもあった。このラウンドが終了すると、インターバル中に天笠の試合続行不可能が告げられ、リゴンドーがTKO勝ちで王座を防衛した。

リゴンドーの強さは、今度こそ負けるのではと思われても、気づくと勝っていることだ。ダウンを奪われ、追い込まれ、リードされても試合が終わると勝っている。チャンスを作れる選手はいるが、勝てる選手がいない。今回もあと1歩が足りなかった。

唯一の勝機を掴みきれなかった天笠だが、絶対王者へ果敢に立ち向かう姿には「リゴンドーの強さだけでなく、天笠の強さがあってこそ起きた化学反応だと思う」「 天笠選手には是非これからもがんばってほしい!」「天笠尚かっこよすぎ」「想像以上に天笠が良かった」「昨日で一気にリゴンドーと天笠さん好きになったわ」など、年末のベストバウトだったと評価する声が多い。

米国では勝ちに徹するディフェンシブなスタイルで人気がなく、強すぎて試合も組まれないリゴンドー。自分を冷遇する米国のボクシング関係者に対しては以前より「チャンピオンへの敬意が無さ過ぎる」と不満も漏らしてきた。

条件次第では今後も日本のリングに上がるかもしれない。
《岩藤健》
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