マクラーレン・ホンダは3日、来週に迫った開幕戦オーストラリアGPで、フェルナンド・アロンソが欠場することを発表した。
アロンソは2月22日にスペインのバルセロナで行なわれていたプレシーズン合同テスト中にクラッシュ。駆けつけたメディカルチームに救助されドクターヘリですぐに病院へ搬送された。検査の結果、異常はなく数日後には退院。しかしシーズン開幕に備えて26日からの最終合同テストは欠席していた。
マクラーレンによると、「検査の通り異常はないものの、彼の体調など今後の経過を慎重に見ていく必要がある。再び同じようなクラッシュが起きた場合に彼の身体にさらなる悪影響を及ぼしかねない」とのこと。担当医師は、当分の間そのようなリスクを避けるようアドバイス。アロンソもそれを受け入れオーストラリアGP欠場が決まった。新生マクラーレン・ホンダの初戦をドライブ出来ないという点では、ファンのみならずアロンソ本人も残念なことかもしれないが、クラッシュの衝撃を考えるとやむを得ない判断だったようだ。
退院以降は自宅で療養していたアロンソだが、すでに第2戦マレーシアGPに向けてトレーニングも再開しているとのこと。なお開幕戦の代役はリザーブドライバーのケビン・マグヌッセンが務める。
《吉田 知弘@レスポンス》
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