3月7・8日に鈴鹿サーキットで開催される「2015モータースポーツファン感謝デー“HondaF1復活祭”」の会場に、マクラーレン・ホンダ『MP4-29H/1×1』が展示されることが明らかになった。
昨年12月にアブダビテストで、ホンダが開発したパワーユニットを積んで初めてのテストに臨んだマシン。残念ながら初期トラブルに見舞われ2日間で5周しかできなかったが、第4期のホンダF1挑戦、そして22年ぶりに「マクラーレン・ホンダのF1マシン」として走行した記念すべき1台だ。
先日ホンダ本社で行われたF1参戦会見の際にも正面入口前に『MP4-29H/1×1』が登場。多くの通行人やファンがマシンを囲んで写真撮影を行なっているのが印象的だった。F1は各チームでの技術開発が非常にシビアなため、基本的には展示用のショーカーが登場することが多い。こうして現行モデルに近いマシンが日本で展示されるのは非常に珍しいことだ。
今年の鈴鹿ファン感は、開幕間近に迫った2015年F1世界選手権に復帰するホンダにスポットを当てたイベントになる。すでに第1~3期で活躍したホンダエンジン搭載マシンも数多く出展されることが決まっており、そのうち88年の『MP4/4』、89年の『MP4/5』、91年の『MP4/6』の3台がデモランを行う予定だ。
《吉田 知弘@レスポンス》
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