イギリスの女子パラリンピック選手サラ・ストーリーが、2月28日にロンドンでアワーレコードに挑戦したが、45.502kmと世界記録更新はならなかった。
ストーリーは生まれつき左手の指がないハンデを持ちながらも、パラリンピックで競泳5つ、自転車競技6つの金メダルを獲得した名選手。
アワーレコードは、1時間にどれだけ長い距離を走れるか競う自転車競技の中でも最も過酷な種目のひとつ。これまでの女子の世界記録は、オランダのレオンティアン・ジーラールドファンモーゼルが2003年にメキシコで樹立した46.065kmだった。
ストーリーはロンドン五輪の会場ともなったリー・バレー・ベロパークで新記録に挑戦。満員の観客の声援を受けて全力で駆け抜けたが、約500m届かず45.502kmとなった。
ストーリーは「背中や脚がケイレンしていたけど、ゴールまでできる限りバイクをコントロールしました。間違いなく私の人生の中で一番ハードでした」と振り返っていた。
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