【NFL】パッカーズのコーチ人事に不純な動機あり?…プレーコール担当変更に疑念 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【NFL】パッカーズのコーチ人事に不純な動機あり?…プレーコール担当変更に疑念

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トム・クレメンツ(c)Getty Images
  • トム・クレメンツ(c)Getty Images
グリーンベイ・パッカーズは攻撃面でコーチ人事に異動があったことを発表した。オフェンス・コーディネーター(OC)を務めたトム・クレメンツがアシスタントHCに昇格、代わってOCにはエドガー・ベネット・ワイドレシーバーコーチが就く。

またパッカーズは、これまでマイク・マッカーシーHCが担当していたプレーコールを、クレメンツに任せることも発表した。

パッカーズのプレーコール担当が変更となることには、いくつかの理由が伝えられている。HCとして監督業をこなしながら、試合の流れを見てプレーコールも出すのは大変だとする役割分担。NFCチャンピオンシップでオーバータイムの末シーホークスに敗れた試合、勝負所でハイリスクハイリターンのプレーコールを何度も決めた相手に対し、QBアーロン・ロジャースの怪我もあり消極的な作戦支持しか出せなかったことへの批判に応えるなどだ。

そして他のコーチを目立たせるための変更というリポートもある。

イアン・ラポポートによれば、今回のプレーコール担当変更には「パッカーズのコーチ陣は優秀なのに、誰も他チームからHCとして呼ばれない」とする、マッカーシーHCの疑問があるという。

これまで指揮命令系統を自身に一本化してきたマッカーシーHCだが、プレーコールを他のコーチに任せることで彼らの存在感もより強く示そうとする狙いがあると見られる。

こうした動機は現地メディアでも「いささか不純ではないか?」とする見方があるという。

カンファレンス・チャンピオンシップをプレーコールで勝ち上がったシーホークスは、スーパーボウルをプレーコールで落とした。接戦になればなるほど勝敗を左右するポイントだけに、それで本当に大丈夫かとの疑念は拭えないようだ。

《岩藤健》

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