ゴールスプリントで落車、滑りながらゴールラインを越えて5位フィニッシュする痛い珍事 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ゴールスプリントで落車、滑りながらゴールラインを越えて5位フィニッシュする痛い珍事

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あまり見たくはないものだが、ゴールスプリント争いで落車が発生するのは自転車ロードレースではよく見られるシーン。しかし、ゴールライン直前で落車し、そのままバイクとともに滑りながら5位フィニッシュする珍事があった。

オーストラリアで開催中のヘラルドサンツアー、2月6日の第3ステージのゴールでそれは起こった。20歳の天才スプリンター、カレブ・ユワン(オリカ・グリーンエッジ)が勝利を挙げたすぐ横で、ブレントン・ジョーンズ(ドラパック)が激しく落車した。

その勢いのままジョーンズは滑りながら、ゴールラインを越えた。当初、ジョーンズは6位と裁定されたが、体とバイクが離れていなかったと認められ、5位に繰り上げになった。

ドラパックのアゴスティーノ・ジラモンド監督は「ジョーンズは表彰台まであと一歩だったが、サム・ウィトミッツ(バジェット・フォークリフツ)とヒジがぶつかった。そしてウィトミッツのヒザとブレントンのハンドルバーが当たって、前輪が地面から浮いたんだ。彼はゴールライン手前のわずか10mで激しく落車した。高速だったから、彼は5位でラインを越えて、そのちょっと先で止まったんだ」と説明した。

その後、自ら立ち上がったジョーンズだったが、全身傷だらけだった。

「これがスプリントだよ。激しい落車だったから、肋骨と胸が少し痛いし、首も少しむち打ちだ。皮も少しはがれたね」

翌日の第4ステージは出走しなかったジョーンズだが、幸い骨折などの重傷はなかったとのことだ。


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