東日本大震災の復興支援および震災の記憶を未来に残していくことを目的とした自転車イベント「ツール・ド・東北」の第3回大会が、2015年9月13日（日）に開催される。河北新報社とヤフーから発表された。
「ツール・ド・東北」は、毎年大会規模を発展させながら10年程度継続して開催することを目標としている。
2013年11月3日に開催した第1回大会では、宮城県石巻市、女川町、南三陸町にまたがる三陸沿岸地域を総勢1316名のライダーが駆け抜けた。翌年9月14日に開催した第2回大会では、新たに宮城県気仙沼市も舞台に加え、220kmのコースを新設したほか、第1回大会の2倍以上となる2959名のライダーが参加した。
第3回大会となる「ツール・ド・東北 2015」では、大会をきっかけとして人が訪れる地域を広げ、より広範に大会がもたらす経済効果を波及させるために、新たに気仙沼市をスタートし石巻専修大学（石巻市）をゴールとする片道（ワンウェイ）コースを設ける。
過去2大会は石巻専修大学をスタートゴール地点とする4つの周遊コース（60km、100km、170km、220km）を設けていたが、石巻市から距離の離れた南三陸町や気仙沼市を折り返し地点とする170kmと220kmの長距離コースに参加できるライダーは上級者が多くを占めていた。
今回、片道コースを設けることで、上級者に限らず、より多くの参加者が南三陸町や気仙沼市を走行できるようになる。また、参加人数は昨年より拡大して開催するほか、メイン会場となる石巻専修大学では大会期間中に参加ライダーの同行者や地元の人々も楽しめるイベントを実施予定。
大会の詳細は、4月に発表予定。また、出走エントリーや「ツール・ド・東北 クルー」（大会運営ボランティア）の募集は5月に開始予定となっている。
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