【Next Stars】世界一を狙える確かな実力…ビーチテニス高橋友美選手 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【Next Stars】世界一を狙える確かな実力…ビーチテニス高橋友美選手

オピニオン ボイス
ビーチテニス高橋友美選手
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正社員を辞め、競技生活のためにアルバイトをしながら選手活動に専念する道を選択した高橋友美(たかはし・ともみ)選手。そんな高橋選手は、国際大会では海外選手から「日本のTAKAHASHI」と名前も覚えられ、ペアを組んでくれという依頼も受けるようなトップクラスの選手だ。

世界一を貪欲に狙い続けるその心情には、いったいどのような思いが渦巻いているのか。その心情に迫る。

▼ビーチテニスとは

日本ビーチテニス連盟ホームページより引用

"ビーチテニスとは、「ビーチバレー」と「テニス」の特性を併せ持つ新しいスポーツです。「テニス」といっても、当然コートは砂。ボールはバウンドさせずに空中でラリーをしながらポイントを取り合います。得点方式はテニスと同じです。アイテムは、stage 2のノンプレシャーボール(オレンジボール)を使用。

ラケットはパドルというビーチテニス占用のものを使用します。(2010年4月改正)
発祥はイタリアといわれており、現在では、ヨーロッパを中心に、アメリカ、南米、アジアなどで人気スポーツとなっています。それらの国の競技人口は4万人~5万人とも言われ、世界では高額は賞金付き大会が世界各国で開催されるようになりました。ビーチさえあれば老若男女問わずに楽しめるビーチテニスは、2016年にはリオデジャネイロオリンピックの公開競技化も期待されています。JFBTでは、国際テニス連盟(ITF)と日本テニス協会(JTA)公認のツアー大会を2009年より開催しています。"


参考動画


***

■杉山愛さんがきっかけに

---:高橋選手がビーチテニスをはじめたきっかけを教えてください。

高橋友美選手(以下、敬称略):テニスプレイヤーの杉山愛さんのブログを見たことがきっかけでした。

杉山選手がビーチテニスを初めてやってみた様子を楽しそうにブログに書いているのを見て、「おもしろそう、やってみたい!」って思ったんですね。で、実際にやってみて、いったんのめりこんでしまったあとは、自分も勝負心が強い方なので、「メジャーだろうがマイナーだろうが関係なしにトップをとりたい」「表彰上台に立ちたい」という思いが強くなっていき、プロとしてこれ一本で生きていく道を選択するようになりました。




---:高橋さんの思うビーチテニスの魅力は。

高橋:砂浜の中で、童心にかえったような気持ちで無我夢中にプレーできることです。砂浜ということもあって、ついついダイビングを繰り返したりしてしまいますよ。これは、やっていただければわかると思います。(笑)

まだ日本ではマイナーな部分もあるので、もっと多くの人が体験してくれるといいのですけれども…。一般の人がやる分にも敷居は高くないと思います。

■全て自分が試行錯誤、世界を獲れば見方も変わる

---:ビーチテニスを広げる動きというものにも取り組まれているのですか。

高橋:ビーチテニスを体験できるイベントをボランティアでしています。それこそ老若男女できるがスポーツなので、80歳になるおばあちゃんもやっていたりするスポーツなんですよ。

---:認知度の面で苦労することは。

高橋:日本ではメジャーではないため、コーチがいないという点があります。そして、目標とするプレイヤーもいないので、全て自分が試行錯誤しなければならないというところにも苦労しています。また、日本から世界に出るためには滞在費、遠征費などもかかり、基本的にはそこも自己負担なので自分にとって大変なところですね。

---:世界的にはどのような位置付けの競技になりますか。

高橋:日本で行なう公式戦には観客席もなかったりする会場もちらほら存在するという状況なのですが、世界大会に参加するとビーチに何千人もの人が押しかけます。特にヨーロッパではスポーツショップに行っても普通に道具が売っているという人気スポーツです。

---:日本での認知浸透に向けては。

高橋:世界トップを、私が1回でもとってしまえば色々と変わってくると思って頑張っています(笑)

---:世界一を目指すにあたり、ご自身はどのような位置にあると感じていますか。

高橋:特にダブルスにおいては、現時点では日本人選手とペアを組むというのはやや厳しいので、海外の選手と組むことも必要になってくると思います。力強いスマッシュを打ち込む、点取り屋としてのスタイルをもっと強化していくことも意識していこうと考えています。




---:普段の練習はやはり砂浜ですか。

高橋:普段はテニスクラブの中にある常設のコートで練習しています。砂浜のない場所でも、施設の中にビーチテニスができる場所というのは結構あるんです。

■世界トップレベルでもバイトと両立

---:資金面の対応について教えてください。

高橋:今はバイトと両立してなんとかやりくりしています。以前は社員だったのですが、なかなか社員の立場だと海外に行くのも大変だったので、バイトに変えました。

企業としてついてくださるスポンサーさんはいないのですが、様々な方々の協力を受けて、個人スポンサーさんが少しついてくださっているような状況です。

---:一週間のスケジュールはどのような形なのでしょう。

高橋:夏の間は毎週試合が重なっていたので、金土日は終日試合のための時間に使っていました。基本的には、平日は午前トレーニング、午後バイトといった感じで過ごしています。もちろん、海外を回っている間は一ヶ月くらい海外にいるのでまた変わってきますけれども…。

---:ダブルスにおいてペアを組むときに気をかけていることは。

高橋:普段は仕事があるのでずっと一緒にいるわけにはいきませんが、大会前は予定を空けて長期間一緒に行動するようにしています。海外の選手と組むときなどはメールなどで予定をあわせていますね。

また、世界大会で戦う時はフランス人選手とペアを組むことが多いです。世界大会に出場したての頃はペアを探すのにも一苦労だったのですが、今では「日本のTAKAHASHI」と、少しずつ知名度も上がってきたので、海外に行ったときに「一緒に組まない?」と声をかけてもらうことも増えてきました。

---:海外選手とのコミュニケーションはいかがでしょうか。

高橋:もちろん長く一緒に練習できるということが一番なのですが、限られた期間でしっかり練習してあわせていくしかないですね。ただ、ビーチテニスは「お互いの武器を活かして、お互いのことをしっかりやれば大丈夫」という部分もあるので、基本的には問題はないです。もちろん、アイコンタクトなど、ちょっとしたコミュニケーションをきちんとやっていかなくてはならないというのはあるのですが。




■世界一を狙える自信がある

---:高橋選手の競技への情熱はどこから来ているのでしょう。

高橋:やっていて楽しいというのが一番の理由ですし、「自分だったら世界で戦える、世界一を狙える」という自信が確かにあるからですね。

---:競技独特の楽しさを具体的に教えてください。

高橋:テニスとは違ってダイビングキャッチがあったり、独特のラケットワークもあるというところです。ラケットはテニスラケットよりもやや重くそして短いです。また、テニスボールよりもボールがかなり軽いので、技がしやすいんですね。変わった打ち方で相手を惑わすというのが基本的なスタイルとなっていきます。

ビーチテニス世界のトップ選手は、もともと世界の各スポーツのプロ選手だった場合が多いです。バレー、テニス、バトミントンなどの要素でビーチテニスは成立っていると言われることがよくあるのですが、それらのスポーツ界の出身だったりする選手が活躍していますね。それぞれの選手が元々やっていた競技の特徴を活かしたりしてプレーしています。

---:最後に、2015年はどういった一年にしていきたいですか。

高橋:世界でトップになることですので海外の大会にどんどん参戦して、2015年中にトップをとります!見ていてください!

***

▼編集後記

■マイナー競技が抱える経済問題

アルティメットだけではなく、様々なマイナースポーツアスリートの競技資金の獲得やマーケティングをサポートしている 「アスリートエール」 代表理事の岩田一美さんはビーチテニスについてこう語っている。

岩田代表(以下敬称略):基本的にマイナースポーツのアスリートが選手活動をする際は、飛行機代が一番かかります。世界大会の際、オリンピック競技は半分ほど補助が出たりするのですが、オリンピック競技でないと全額自己負担という形になっています。

お金がないと海外に行けない。競技の実力問題の前に、海外の大会に出場することができないので、選手に与えられている評価ポイントが下がるのです。そうすると、上の大会に出場することができなくなったり、ランキングが下がったりする…。という悪循環が生まれてしまうのです。マイナー競技はここがネックなんです。

---:オリンピック競技にしようという働きかけは行われているのですか。

岩田:ビーチテニスはテニスの傘下にひも付けられているので、 「ワールドゲームズ」でなくても国際テニス連盟の推薦などがあれば、オリンピックに近づいていくというルートも、有効になると思われます。

2016年に開かれる今度のリオ五輪に向けては、ビーチテニスが盛んな国の一つであるブラジルでは「ビーチテニスを五輪競技にしよう」という動きがあり、頑張っていましたが、結果的には駄目だったという事実もあります。

***

数多く存在するスポーツ競技と、世界各国の文化の違い。当然ながら経済規模の大小があり、世界レベルのアスリートでも、境遇はさまざま。マイナーであることは逆にメジャーになるチャンスがあるということでもある。

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《大日方航》
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