クロイツィゲルは自身の公式サイトを通じ、ウソ発見器の検査を受けたことを1月24日に公開した。クロイツィゲルに投げかけられた質問は、以下の通り。
(1)今までドーピングをしたことあるか?
(2)パフォーマンス向上のために血液ドーピングを行ったか?
(3)EPO(禁止薬物の一種)を使用したことがあるか?
いずれの質問にもクロイツィゲルは「ノー」と答えたが、ウソ発見器でウソは検出されなかった。
この検査は、イギリスとアメリカのウソ発見器協会のメンバーである専門家テリー・マリンスによって、チェコの首都プラハで行われた。マリンスはイギリスの裁判所、軍隊、各国政府などでウソ発見器検査を担当している。
クロイツィゲルは、過去にも自らのバイオロジカルパスポートの記録やUCI(国際自転車競技連合)と交わした文書、専門家の意見などを公開し、自らの無罪をアピールしてきた。
あらためてクロイツィゲルは「僕にとって重要な検査だった。僕は何も隠していないし、汚名をそそぐためにあらゆる努力をするつもりだ」と潔白を訴えた。
今後、クロイツィゲルの事件はCAS(スポーツ仲裁裁判所)での審理を受けることになる。クロイツィゲルは「思い込みや見込みではなく、事実を持って取り組む。論拠は我々の側にある」と裁判に自信を見せている。
投稿 by RomanKreuziger.com.