アルゼンチンの2015年ツール・ド・サンルイス、1月25日の最終第7ステージはサンルイスをスタート・ゴール地点とする122.4km。英国のマーク・カベンディッシュ(エティックス・クイックステップ)がゴールスプリントを制して、今季初勝利を挙げた。
この日はトマ・ボクレール(ヨーロッパカー)、ミカル・ゴワス(エティックス・クイックステップ)ら9人が逃げるが、ゴール前10kmで集団に捕まる。
その後はエティックス・クイックステップが完璧なトレインを組み、新加入のファビオ・サバティーニの右側からのリードアウトで、カベンディッシュがスプリント開始。今大会ステージ2勝のフェルナンド・ガビリア(コロンビアナショナルチーム)を抑えて、うれしいシーズン初勝利をつかみとった。3位にはジャクブ・マレツコ(イタリアナショナルチーム)が入った。
チームにとっても今季ロードレース初勝利を挙げたカベンディッシュは「何度か惜しかったので、今日のチームはすごくやる気だった。僕はスプリントで2回2位で、ミカル・クビアトコウスキーもタイムトライアルで2位だった。このレースでは懸命に頑張ったし、勝利でアルゼンチンを後にできることに興奮している」と喜んだ。
「残り300mで僕は飛び出した。レース前にゴールを下見していたので、少し下り坂で長い距離でも行けるとわかったんだ。ガビリアのような長い距離の加速ができる選手が相手で、このようなゴールでは先手を打つのが重要なんだ」
総合は地元アルゼンチンのロード王者ダニエル・ディアス(ファンビック)がリードを守りきり、総合優勝。2位は1分05秒差でロドルフォ・トーレス(チームコロンビア)、注目のナイロ・キンタナ(モビスター)は1分34秒差の3位と今季初戦で表彰台に上がった。
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