ツール・ド・サンルイス、1月22日の第4ステージはビヤ・ドロレス~アルト・エル・アマゴ間の142.5km。1級山岳の頂上ゴールで、地元アルゼンチンのダニエル・ディアス(ファンビック)がライバルたちに約1分差をつけて今大会ステージ2勝目を挙げた。
この日の勝負は、最後の10.5km、平均勾配7.2%の上りで展開された。昨年総合優勝のナイロ・キンタナ(モビスター)がふもとからアタックを仕掛けるが、ディアスは冷静にコントロール。約半分を過ぎたところで、今度はディアスが反撃する。
キンタナはロドルフォ・トーレス(チームコロンビア)とともにこれを追いかけたが、ディアスは独走で差を広げ、第2ステージに続き頂上ゴールを制した。
2位は52秒差でディアスのチームメイトのアレックス・ディニス。3位は54秒差でトーレス、4位は56秒差でキンタナと続いた。
ディアスはリーダージャージも守り、総合2位トーレスとの差をちょうど1分に広げた。
2013年大会でも総合優勝を挙げているアルゼンチン・ロード王者のディアスは「今が人生の中で一番調子がいい。肉体的にも精神的にも僕は成熟したんだ」と好調をアピールする。
「ナイロ・キンタナが、ふもとからアタックした。そのときはチームメイトのディニスが追いかけた。ナイロが再びアタックしたとき、僕たち3人はまとまった。4km地点で僕がアタックし、独走したんだ」
23日の第5ステージは、17.4kmの個人タイムトライアルが待ち受ける。続く第6ステージは、再び頂上ゴールだ。
ディアスは「明日はタイムトライアルだけど、土曜日のステージ(第6ステージ)では1分失うかもしれない」と控えめに見通しを語っている。
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