スペインのベテランで北京五輪・自転車ロード金メダリストのサムエル・サンチェスがBMCレーシングと2015年の契約を結び、チームに復帰することが1月23日に発表された。
サンチェスはスペインのチーム、エウスカルテルのエースとして長年活躍していたが、同チームの解散にともない、2014年にBMCレーシングへ移籍。2014シーズンはフィリップ・ジルベールのアムステルゴールドレースやツアー・オブ・北京での優勝、カデル・エバンスのジロ・デ・イタリアでの活躍に貢献した。
さらに自らもブエルタ・ア・エスパーニャ総合6位、ジロ・ディ・ロンバルディア5位などの成績を残している。
しかし、2014年末までにBMCレーシングとの契約が更新されず、その去就が宙に浮いていた。
2015年シーズンが始まったこの時期に、ようやくチームが決まったサンチェスは「僕にとって、BMCレーシングは僕のチームなんだ。選手を知ってるし、チームを知っている。僕はあまり大きな変化が好きじゃない。1つのチームがいいんだ。僕の体調は、明日レースする準備はできてないかもしれけど、地元でトレーニングは続けていた。マウンテンバイクに乗って、シクロクロスもしていたんだ。レベルは高くないけど、悪くはないよ」とBMCレーシング復帰を喜んでいた。
チームのジム・オショウィッツGMは「彼は我々の2014年の成功に大きく貢献した。今年も同じものを期待している。彼のプログラムは、グランツールとワールドツアーのレースに焦点を置く。そこで彼の豊富な経験と多様な才能がチームの大きな利点となるだろう」とサンチェスに期待している。
なお、契約金などの詳細は明らかにされていない。
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