オーストラリアのステージレース、2015年ツアー・ダウンアンダーが1月20日開幕。タヌンダ~キャンプベルタウン間の132.6kmのコースで、第1ステージが争われた。
2015年UCIワールドツアー初戦となるツアー・ダウンアンダーには、今年も世界中からトップチーム、トップ選手が集結。第1ステージは、先日の森林火災の被害を受けた地域を通過するアップダウンのあるコースが舞台となった。
スタート後数kmでジャック・ボブリッジ(UniSAオーストラリア)がリーウェ・ウェストラ(アスタナ)、ルーク・ダーブリッジ(オリカ・グリーンエッジ)、マキシム・ベルコフの4人と逃げ集団を形成し、最大約2分のタイム差を開く。
しかし残り28km地点の2級山岳ではタイム差は約20秒へと縮まり、4人が捕まるのは時間の問題かと思われた。
集団内ではジャイアント・アルペシンなどがゴールスプリントを狙っていたが、逃げる4人はペースを緩めず20~30秒のタイム差でゴールへと近づいていく。
最後は追いかける集団を振り切って4人でステージ優勝を争い、ラスト200mから力強い加速を見せたボブリッジが勝利をつかみ取った。
2位はウェストラ、3位にはダーブリッジが入った。集団もすぐ背後まで迫っており、ボブリッジらとタイム差なしでフィニッシュ。まさにギリギリの勝利だった。
ボーナスタイムも獲得したボブリッジは、オーカー(黄褐色)のリーダージャージにも袖を通した。今月末に予定しているアワーレコード挑戦に向けても、幸先のいいスタートとなった。
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