和歌山トライアンズでは昨年、昨季準優勝に伴う出来高報酬の未払いが発覚し、経営難が表面化した。その後この問題は和歌山地裁で和解が成立、期限内に分割支払いすることで決着していた。
NBLでは今季、つくばロボッツが運営法人の経営難により撤退、リーグの管理下に置かれた後、新たな運営法人に引き継がれた。和歌山は次の運営団体が決まっておらず、同様の措置は保留された。
トライアンズは同日、公式サイトでファンに向けチームの活動停止を報告した。
和歌山トライアンズのファンの皆様へ http://t.co/jGd4a4uOr5
和歌山トライアンズ (@WakayamaTRIANS) January 7, 2015
「私たち和歌山トライアンズは、皆様の熱いご声援にお応えすべく努力してまいりましたが万策尽き、これ以上チームを運営できない状態に陥ってしまい、本年1月7日をもって、チームとしての活動を停止することと致しました。
ファンの皆様のご期待に添えない結果となってしまったこと、断腸の思いでございます。
和歌山での2年間の思い出を胸に、残された選手、コーチ、スタッフたちは、新天地で活躍してくれるものと期待しております。ファンの皆様におかれましては、彼らに、変わらぬご支援、ご声援のほど、お願い致します。
2年間、本当にありがとうございました。」
トライアンズは活動休止したパナソニックから、現在の運営会社が経営権を譲渡される形でスタートした。当時の資格審査に問題がなかったかなど、リーグの責任も追及されそうだ。
「選手も自営業者ならば、所属する会社の信用調査しなければならないのか」「運営出来る能力がない人がやってるとしか思えない」「バスケ界の経営状態ってどうなってるんだろ」「こんな最後悲し過ぎるよ」「残念でならないです」など、ファンからも惜しむ声、経営陣に問題あったのではないかとする声が聞かれる。
21日には試合が予定されている和歌山。このままでは日程に穴を開けることになる。また5月まで続くリーグ戦も、早急に日程を再編する必要性が出てきた。
NBLが再びリーグ管理下に置き今シーズン終了まで取りあえず存続させるのか、このまま消滅し残りチームでリーグ戦を戦うのか、21日の試合前には答えを出す予定。