坂本勇人内野手は12月19日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、推定2億2000万円でサインした。坂本は「いい評価をしてもらいました」と笑顔で会見に臨んだ。
プロ8年目の坂本は今季チームで唯一、全144試合に出場。打率.279、16本塁打61打点の成績だった。守備機会が多く負担も大きなショートで5年連続全試合出場は果たしたが、残した数字には満足していない。
会見でも坂本は「やはり打率の低さに尽きる」と、個人的な数字目標は決めてないとしながら、チームの勝利に繋がるプレーが出来なかったことを悔しそうに振り返った。
2010年には打率.281、31本塁打、85打点で3割、30本の期待も掛かった坂本。近年は伸び悩んでいる印象が強く、ファンも「何とも言えない物足りなさ 数年前は3割30本ぐらい行けるか思うたが」「期待料込みでアップしたな」「巨人坂本って全試合出場は納得だけどあの成績で5000万もあがんのかい」と、あと一歩足りないという感想が多い。
来季は第19代キャプテンとしてチームを引っ張る立場に立つ。また、日本一になって喜びたいと目標を語った坂本には「毎年期待してるけど来年はいつも以上に期待」「坂本キャプテンか。いやーたのしみ」など、巨人の新しい時代が始まるとワクワクするファンも見られた。
リーグ3連覇は達成したが2年連続で日本一を逃した巨人。この男が打たないと始まらない。
《岩藤健》
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