DeNAの山口俊投手は12月11日、横浜市内の球団事務所を訪れ、契約更改交渉を行った。今季から800万円アップとなる8800万円プラス出来高で契約。来季は先発で1年間投げ抜くことを目標に掲げた。
今季はセットアッパーと期待され開幕を迎えたが、不調が続き防御率7点台の成績で5月には2軍落ちを経験。1軍復帰後は先発に再転向した。6月に2007年9月以来となる先発勝利を達成、その後もエース級の活躍を続け防御率0.99、3勝1敗で月間MVPも受賞した。
防御率2.90、8勝5敗の成績で今シーズンを終えた山口。来季は「1年間先発ローテーションを守る。沢村賞も目指したい」と、スターターとしてチームの柱になることを誓った。
シーズン序盤の不調から先発転向で立ち直った山口に、「最多勝狙おう 期待してる」「沢村賞を目指すと言うコメントは頼もしい限り」「来年は今年以上の活躍をして、皆が認める億プレーヤーになって欲しい」など、ファンはタイトル争いを期待する。
シーズン中盤から終盤の目覚ましい活躍に反し、年俸は微増に留まったことについて「1億届くかと思ったが。やはり抑えでの評価で相殺されたか」「やはり前半のやらかしが響いたか…」と、リリーフ時の登板が査定に響いたとファンは見ている。
来年も今年と同じくらい活躍できれば1億の大台も見える山口。今季ベイスターズでは久保、井納が2桁勝利を挙げている。ここに山口も加わり先発3枚が安定すれば、セ・リーグは面白くなる。チームを勝利に導く活躍が見せられるか注目したい。
《岩藤健》
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