アジアサッカー連盟(AFC)は、11月29日に理事会を開きアジアチャンピオンズリーグ2015、ならびに2016の出場枠を決定した。日本は本大会出場枠3に、プレーオフ1チームを加えた3.5枠が与えられた。
本大会出場3チームはJリーグディビジョン1優勝クラブ、2位クラブ、天皇杯優勝クラブ。リーグ戦3位のクラブがプレーオフに回る。
現在Jリーグではガンバ大阪と浦和レッズの2位以上が確定しているため、この2チームはACL出場が決まった。ただしガンバ大阪は天皇杯でも勝ち進んでおり、もし優勝した場合はリーグ3位のチームが繰り上がりで第3の出場クラブになる。
3位が繰り上がれば、自動的に4位がプレーオフ出場圏内になる。
J1は最終節を残し上位陣も熾烈な順位争いを繰り広げている。3位は勝ち点60の鹿島アントラーズ。ガンバ、レッズとは勝ち点2差で最終節に逆転優勝の可能性も残す。
4位は29日の試合で浦和と引き分けたサガン鳥栖。後半アディショナルタイムに挙げた小林の貴重な同点ゴールで、ACL出場圏をキープした。
清水エスパルスに勝った柏レイソルが、鳥栖と勝ち点差なしの5位。鳥栖、柏とも得失点差を考えると、最終節で鹿島に勝ち点で並んでも3位になるのは厳しいが、なんとか4位までに入ればプレーオフ進出の可能性を残し今シーズン終えることができる。
アジアの一流クラブと真剣勝負できるACL出場は、チームの強化においてもクラブ収入においても大きな意味を持つ。それだけにファンも、「鳥栖も4位に入ればほぼ確実にAFC出場圏得られるから必死」「ACLかけた鳥栖と鹿島の直接対決とか降格圏プレーオフ争いが決まる対戦カードばっかりでおもしろいね」「次の鹿島戦がACL枠争いの直接対決になるからこの試合も盛り上がりが凄いだろうな」と、最終節の結果に熱い眼差しを向けている。
《岩藤健》
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