日本ボクシングコミッション(JBC)の規約では、37歳になった時点で日本・東洋タイトル保持か、世界ランク15位以上でなければ定年。36歳の山本はライセンス失効前にデビュー戦を行った。
試合は序盤から両者、一歩も退かない激しい打ち合いとなる。山本は相手のパンチでグラつく場面も見られたが、出血しながらも賢明に打ち返す。最終4ラウンドに右のパンチを当て、相手が退いたところを連打浴びせ勝利した。
試合後は腫れ上がった顔でファンに勝利を報告。
4ラウンドTKO勝ちしました!!! pic.twitter.com/TKZww3fVzW
山本博 (@yamamotoperoshi) November 26, 2014
ロバートは秋山竜次、馬場裕之との3人組。ボケ担当の2人に比べ日ごろはキャラが弱い、影が薄いなど弄られることも多い山本だが、この日は紛れもなく主役になった。
ライセンス取得から時間が経っており、普段テレビで格闘技の話題を出さないキャラもあって、ボクシングやっていたこと知らないファンは「ロバート山本ボクシング始めたの!」など驚いたという反応も多かった。
デビュー戦に向け、本気で仕上げてきた山本の変貌ぶりについては「ロバート山本、カウンターしっかり決めてたしリーチも長いし良かったな」「背中見ればちゃんと練習してるの分かる」など、一人の新人ボクサーとして評価する声も多かった。