ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチが10月22日に行われ、王者・山中慎介が大差の判定で挑戦者の同級1位・スリヤンを下し7度目の防衛を果たした。
具志堅用高氏の持つ日本人連続KO防衛記録に並ぶことはできなかった。
山中陣営は試合前から「来年はビッグマッチを」と繰り返してきた。目指すは統一王者、本場アメリカでの防衛戦だ。対戦相手の候補は3人いる。WBA王者のマクドネル、WBOの亀田和毅、現在空位となっているIBFの新王者だ。
このうちマクドネルは欧州以外での試合は受けたがらないと見られ、亀田和毅は日本ボクシングコミッションとの関係が悪化し、「海外で独自の道を行くと判断した」と突き放されている状態。国内での試合は不可能だ。
日本での試合となればIBOの新王者に対戦を申し込むのが最も可能性がある。同1位のカバジェロが王者に就いたら、すぐにでも対戦要求を出すと見られている。
ますます注目が集まるゴッドレフトの次戦にファンは、
「IBF王者にランディカバジェロが就いたなら山中との統一戦は面白い試合になると思う」
「アメリカで亀田和毅が防衛に成功したら 海外で山中vs亀田和毅との WBC WBOの統一戦をして欲しいです」
「次はラスベガスだ!」
「防衛成功したら亀田戦実現するかもってあったけど是非やってほしいな」
「研究された左で3度倒してるのだから文句ない。相手がタフすぎるだけ」
日本のファンの間には「亀田は逃げるな」という声もあるが、和毅は2014年7月、ボクシングの殿堂MGMグランドガーデンでランキング1位の選手と指名挑戦試合を戦い、ボディブローでKO防衛している。
この試合はオスカー・デ・ラ・ホーヤにも「最高のボディブロー」と賞賛されており、一足先にラスベガスデビュー果たしたという意味では、和毅のほうが先を走っている面もある。
2人の対戦が実現すれば面白い試合になりそうだ。
《岩藤健》
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