【ツアー・オブ・ハイナン14】最終第9ステージはウィッパートが逃げ切り勝利、総合優勝はアントマルキ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツアー・オブ・ハイナン14】最終第9ステージはウィッパートが逃げ切り勝利、総合優勝はアントマルキ

スポーツ 短信
中国の2014年ツアー・オブ・ハイナン(UCIアジアツアー2.HC)、10月28日の最終第9ステージはダン州~澄邁間の165.7kmの細かなアップダウンが続くコースで行われた。

序盤に飛び出した4人の逃げ集団のうち、3人が最後まで逃げ切り、この中からワウテル・ウィッパート(ドラパック)がステージ優勝を獲得。アドリアン・クレク(CCCポルサット)が2位、タラス・ボロパイェフ(ビノ4エバー)が3位に入った。

オランダ人ながら今年オーストラリアのドラパックと契約したウィッパートにとって、これが今季9勝目。

「最初、僕はポイントランキング3位のためにレースしていた。ポイントを稼ぐ必要があったから、ゴールスプリントを待つ代わりに、第1中間スプリントの手前で飛び出すことにしたんだ。その後はほぼ捕まりかけたけど、誰かが集団を引っ張るのをやめたので、僕たちは逃げ切った。残り2kmで20秒のリードしかないと聞いたけど、僕たちは走り続けた。カザフの選手(ポロパイェフ)が残り500mでアタックした。僕は2番目についていって、残り250mでスプリントしたんだ」と振り返った。

総合ではジュリアン・アントマルキ(ラ・ポム・マルセイユ)がリードを守り切り、ツアー・オブ・ハイナン9回の歴史の中で、初のフランス人チャンピオンとなった。

ステージ優勝も2回挙げたアントマルキは「ステージレースの総合優勝は、これが初めてなんだ。最高のレースで、運営もすばらしいHC(超級カテゴリー)レースだった。僕のキャリアで大きな一歩だし、これで終わりじゃないことを願うよ。プロチームが3つ(アスタナ、ベルキン、ランプレ・メリダ)参戦していたので、スタート前は僕は優勝候補じゃなかったし、自分の調子もよくわからなかった。第4ステージは理論的に集団が僕を捕まえてたはずだから、勝てたのはちょっとラッキーだったけど、そのおかげで最難関ステージ(第7ステージ)でリードを確保するのに必要だったボーナスタイムを稼いだんだ。戦略的に僕たちはチームとしてよく仕事をした。優勝は驚きだけど、いい驚きだね」と喜んでいた。

《》

編集部おすすめの記事

page top