10月17日から10月19日にかけて栃木県宇都宮市で開催された2014ジャパンカップサイクルロードレース。そこには大会オフィシャルスポンサーの富士重工業から提供された多くのスバル車がレースを支えるために走っていた。
富士重工業広報部によるとジャパンカップでは合計49台のスバル車が走っていたそうだ。各チームの監督が乗るチームカーだけでも最低16台は必要になるのでかなりの台数が走っているとは思ったが、約50台とは驚いた。
国内のレースを走るスバル車で、もっとも自転車ファンに知られるのは黄色いボディのマヴィックカーだろう。今大会ではマヴィックカー2台のほかに、シマノが2台、カンパニョーロを取り扱う日直商会が1台の合計5台のサポートカーがコース上を走行している。
サポートカーは選手がパンクした際などチーム関係なくホイール交換してくれるニュートラルな存在。使用している車種はマヴィックはレヴォーグとレガシー1台ずつ。シマノがレヴォーグ2台、日直商会がレヴォーグだ。
チームカーをはじめ、レースをサポートする車は激しい走行に耐えなければならない。レヴォーグやレガシィはその要求に応え、荷物も多く詰めるため海外招待チームからも好評だ。
ジャパンカップでは、そんなスバル車に乗ってレース中のコースを体験できるイベントが毎年行われている。抽選になるので当たらないと乗ることはできないが、この乗車イベントはオススメ。
古賀志林道を走るときは大勢の観客たちに手を振ってちょっとVIP気分を味わえる。そして山岳ポイントを通過したあとは観戦禁止区域を一気に駆け下りるのだ。
テクニカルなコーナーでも安定した走りを見せるスバル車を実体験して、運が良ければ選手の集団をチームカーの隊列の後方から見ることができる。ただし車酔いする人は注意が必要。
用意されていたチームカーの中には札幌ナンバーがあった。全国から集まったスバル車がジャパンカップを支えてくれたのだ。
《五味渕秀行》
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