現在日本代表チームは世界ランキング3位であり、リオ大会でのメダル獲得が機体されている。2004年のアテネ大会では8位、2008年の北京大会では7位、ロンドン大会では4位と、徐々に順位を上げてきている。
イベント後に選手と、司会の高橋尚子さん、武井壮さんらによる囲み取材が行なわれた。選手らは大会への抱負を述べた。
池崎大輔選手「2012年大会では4位と悔しい思いをしました。あれから重ねてきたものがあります。その思いをリオでぶつけて、リオではメダルをとりたい。世界一、二のチームに挑戦していきたい」
今井友朗選手「昨年のアジア予選ではオーストラリアに勝ったし、現在は世界ランキング3位とメダル圏内です。ただ、満足してはダメ。リオに向けて標準をしっかり当てていきたい」
司会として参加した2人もウィルチェアーラグビー日本代表チームを激励した。
高橋尚子さん「みなさんに悲しい涙は似合いません。リオは歴史を変える瞬間になると信じています。嬉し涙を見れると思っています!ぜひ暴れてきてください!」
武井壮さん「リオ大会を楽しみにしています。僕はどのスポーツにも等しく楽しみ、奥深さがあると思っています。みなさんはウィルチェアーラグビーのパイオニア的存在です。先頭に立って、みなさんの活躍で新しい楽しみ、希望をばらまいてほしいと思っています」
イベントをそれぞれ以下のように振り返った。武井さんはTwitterで100万人を超えるフォロワーを獲得するなど個人としても強い発信力を持ち、まさに「自らをメディア化」している。
池崎さん「銀座ということもあり、沢山の人が来てくれた。1人でも多くの人に知ってもらうことができていたらと思います。パラスポーツをこういう場所で見てもらう機会はあまりなかったので。自分自身楽しかったです」
高橋さん「銀座での体験機会というのは、子供から女性まで、スポーツに関わりがなかった人も巻き込んでいくことができていたように思えます。リオ大会もそうですが、東京大会に向けてより多くの人に興味をもってもらいたい」
「車椅子スポーツの魅力を知ってもらいたい。みなさんの活躍は、スポーツを超えた格好よさがあるし、憧れられるような存在です。先に進めない、同じような障害を抱えている人たちに夢を与えることができる。健常者も障がい者も、垣根のない暮らしを実現するための役割をスポーツを通じて世界に広める存在です」
武井さん「芸能界に入ってから沢山の競技を経験させていただいていますが、一つ一つどの競技にも魅力があって、突き詰めていくところに楽しみがある。ただ、まだ競技によって知名度に差があると思うので、その差を自分の発信によって埋めたい」
「僕自身マイナースポーツの出身であり、日本一をとった後も、自分の価値を高められないかと少しずつ発信力を高めるべく活動してきました。今は自分自身がメディアになれる時代ですから、自分の魅力を世の中に振りまいて輝かしい戦績をつくってほしい。選手の方々にも、こんな楽しみがあったんだ、というのを発信してもらって、各競技を目のあたる舞台に引き上げてもらいたい」
たとえマイナースポーツでも、個人の工夫によって知名度を上昇させていくことができるということを示唆した。
どんなスポーツにもゲームにも始めてみると等しい深みと人が楽しめる世界の広がりがある。。生きているうちにできるだけたくさんの能力を身に付けてどんな世界のアスリート、プレーヤーともその楽しみを共有できてその世界を広げられるような人生にしたい。世界一幅広く遊べる男になろうと思うんだ。。
— 武井壮 (@sosotakei) 2016年5月2日